みなさんは洗顔料に酸性とアルカリ性の2種類があるのを知っていますか?どちらがより洗顔に適しているのか調べてみました。
洗顔料には、弱酸性と弱アルカリ性の2種類があります。
人間の肌は弱酸性であり、同じ弱酸性と書かれている洗顔料は肌にとても優しいイメージがありますよね。
ただ実際のところ、洗顔料の弱酸性と弱アルカリ性はどのように違うのか。どちらが本当は肌に良いのか。
それを知っている方は意外と少ないかもしれません。
弱酸性と弱アルカリ性、両方の特性を理解したうえで洗顔料を正しく選び、毛穴トラブルをしっかり解消していきましょう。
弱酸性の洗顔料はpH(ペーハー)値を低く設定しているため、肌にとても優しいというメリットがあります。
ただし、それが同時にデメリットとなり、洗顔をしてもなかなか汚れや毛穴のつまりが取れないという、洗浄力の弱さにつながります。
洗い上がりがしっとりするので保湿効果があると感じられますが、それはしっとり感を出すために油分が配合されているから。
洗浄力が弱く、肌に油分が残っている状態では、その後の化粧水や美容液の有効成分が肌に浸透しにくくなります。
つまり弱酸性の洗顔料は、毛穴の汚れを落とすという洗顔料の本来の役割を果たすことができていないため、おすすめはできません。
肌は弱酸性なのに、どうして弱アルカリ性の洗顔料があるのかと疑問に思う方もいるでしょう。
そもそも毛穴トラブルの原因になるのは、肌に残った古い角質や皮脂、ほこり、メイク汚れなどです。
このトラブルの原因をキレイに洗い流すことが、本来の洗顔料の目的となります。
弱アルカリ性の洗顔料は弱酸性の洗顔料よりも洗浄力が強く、しっかり汚れを落とすことができます。
余分な皮脂も洗い流せるため、その後に使用する化粧水や美容液も肌の奥に浸透しやすくなり実感しやすくなるのです。
特ににきびに悩んでいる方は、弱アルカリ性の洗顔料で汚れをきちんと落とす必要があり、弱酸性の洗顔料を使っていては、にきびが良くなるどころか悪化してしまうこともあるので要注意です。
肌は洗顔でアルカリ性に傾いても、30分ほどするとすぐにまた元の弱酸性に戻ります。
ですから弱酸性にこだわる必要はなく、かえって弱アルカリ性の洗顔料で一度肌をアルカリ性に傾けることで、肌が元の弱酸性に戻ろうと活性化するため、肌本来の力を高めることもできます。
弱酸性よりも弱アルカリ性の方が洗浄力が強いので、洗顔を行ったあとはスキンケアをしっかり行うことが大切です。
毛穴の汚れをきちんと取り除いたあとに、化粧水や美容液で水分を補ってキープすること。
これが素肌が一番喜ぶ方法であり、正しいスキンケアになります。
「弱酸性のほうが、何もつけなくても肌がしっとりしているから」と勘違いする方も多いのですが、そのしっとり感がスキンケアを阻害していることも多いのです。
肌トラブルの根本的な解決を目指すなら、洗顔料は弱アルカリ性を選び、きちんとスキンケアを行って、毛穴の黒ずみや角栓、開きなどを解消していきましょう。
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